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ストレスが原因で歯痛はおきる?

こんにちは。
わだち歯科シニア歯科です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。



虫歯でもないのに、歯の痛みを繰り返している方も少なくありません。
 
歯が痛いからと歯科医院を受診してレントゲンを撮っても歯にはなんの異常も見られず、原因が分からないままで悩む方も多いのではないでしょうか。

もしかすると、精神的ストレスによる歯の痛みかもしれません。

このような歯の痛みを「非定型歯痛」と呼びます。

歯が痛い原因が分からないと余計に不安やストレスを溜めて悪循環になることもあります。

 

 

 

 

非定型歯痛が起こってしまう仕組み

 

ストレスが高まると、免疫力の低下や歯ぎしり、唾液分泌量の低下が引き起こされます。

それにより、歯の痛みが発生してしまうのです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

・免疫力低下

ストレスが高まると、カテコールアミンというホルモンが血液中で増大します。

すると、歯や歯周組織に流れている血管が充血して歯が痛いと感じるのです。

寝不足や疲れにより、目の疲れや頭痛を引き起こす方がいるように、歯の痛みを感じる方もいます。

ストレスが溜まったときに、歯に痛みを感じたり歯茎が急に腫れたのに、いつのまにか治っていた、という場合もあります。

また、普段から歯周病などにより歯茎が腫れやすい方は症状が強くでる可能性もあります。

 

・歯ぎしりや食いしばり

ストレスがかかると、無意識のうちに歯を食いしばったり、就寝中に歯ぎしりをしていることがあります。

一時的でも歯に大きな力が加わると、歯の周囲のクッションの役割をしている歯根膜にダメージを与え炎症を起こします。

また、歯ぎしりや食いしばりにより、歯が削れたり歯茎が下がる可能性が高くなり、知覚過敏や歯の痛みを発生させてしまいます。

 

・唾液分泌量の低下

ストレスを感じていると交感神経が優位になり、唾液は粘り気のある質に変わり、唾液の量も減ります。

このような状態が長く続くと、お口の中のpHが下がり虫歯ができやすい環境になります。

また、唾液には抗菌作用や自浄作用、湿潤作用などお口の中を清潔に保つ役割があります。

唾液が少ないとなると、虫歯だけでなく歯周病のリスクも高めてしまい、結果的に歯の痛みを発生させます。

 

ストレスが影響していると思われる歯痛の症状

 

①歯が浮いたような感じ

嚙み合ったときや何もしていなくても歯が浮いたような感じがする、歯がかゆいなど違和感がでてきます。

 

②歯茎が腫れている

歯茎が急に腫れてきます。

免疫力が低下しているため、歯周病が進行しやすくなります。

歯茎から出血や膿がでている場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

③歯と歯茎の両方がずっと痛む

痛みの原因が分からないまま長い時間経つと、何もしていなくても一日中痛みがでてきます。

原因不明なことで、さらにストレスが溜まる悪循環に陥っている可能性があります。

 

④朝より夕方の方が痛む

就寝後やお風呂に入った時などリラックスした状態であれば痛みはないのに、時間が経つにつれて痛みが増してくる痛み方をします。

特に、夕方に痛みのピークを迎える方が多いです。

 

 

最後に

 

歯の痛みを感じても、原因が分からない時はストレスの可能性も考えられます。

さらに痛みがひどくなっていくなどの悪循環に陥ってしまう前に、早めに歯科医院や心療内科に相談しましょう。