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口腔内と誤嚥性肺炎のリスク

こんにちは。
わだち歯科シニア歯科です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。

 

みなさんは誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という言葉を聞いたことがありますか?
高齢になると、飲み込む機能が弱くなってしまい誤嚥をおこしやすくなることがあります。
日本人が命を落としてしまう原因の第三位は肺炎になっています。
肺炎と聞くと、口腔内のケアとは一見関係ないように思えるかもしれません。
ですが歯周病にかかっていると、肺炎の中でも誤嚥性肺炎で命を落とすリスクが高くなってしまいます。
今回はそんな誤嚥性肺炎について少しお伝えしていきたいと思います。

 

●誤嚥(ごえん)ってなに?


誤嚥とは、誤って肺や気管に、唾液や唾食べ物が入り込んでしまうことです。
食事中などに急に咽たりした経験が1度はある人も多いと思います。
「まだ若いから誤嚥することはないだろう」と思うかもしれませんが、睡眠中に唾液がゆっくりと肺へ流れ込んでしまう不顕性誤嚥を起こすこともあるので、安易に考えていると大変なことになってしまいかねません。
主に、脳血管に関わる疾患の経歴がある方に多くみられる症状であり、
お口に歯周病菌が多く存在していると、誤嚥を起こした際に、同時に肺へ菌が取り込まれてしまう確率が上がってしまいます。
日頃から、お口の中の細菌を減らすために、しっかりと口腔内のセルフケアと定期検診でのクリーニングがとても重要になってきます。

 

●口腔内のケアで誤嚥性肺炎を予防しよう!

歯周病菌をお口から減らすには、歯垢をしっかり取り除くことが重要になります。
そのためには、毎日の歯磨きも勿論大切ですが、歯磨きで取り除ける歯垢はどんなに頑張っても8割程度になってしまいます。
残りの2割がやがて歯石となり歯周病の悪化にもつながりますので定期的に歯科医院でのクリーニングで取り除く必要があります。
毎日の歯磨き+歯科医院での定期検診で誤嚥性肺炎の予防もバッチリしましょう。
その他にも食事の際はゆっくりとよく噛んで食べることや、就寝の際には上半身を少し高めにするなどの予防方法も効果がありますので、
是非お試しください。



いかがだったでしょうか?
一見口腔内と関係ないようなことであっても調べてみると様々な症状に関係性があるのが口腔環境です。
口腔内の健康を保つことが体全体の健康を保つことにもつながることが多くありますので是非毎日のセルフケアと定期検診で
健康な体を維持しましょう。