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歯周病に潜む認知症のリスク

こんにちは。
わだち歯科シニア歯科です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。

みなさんは認知症が口腔内環境と関りがあることを知っていますか?

近年、歯周病とアルツハイマー型認知症との関係性が研究で密接していることが分かってきました。
認知症については様々な諸説があるのですが、脳内で作られているアミロイドβというタンパク質の一種がアルツハイマー型認知症に関係しているという説が現在有力になっています。


■静かに忍び寄る認知症のリスク
アミロイドβは若く健康な人でも作られているタンパク質です。
通常は、不要なものとして体外に排出されているので特に問題はありません。
しかし、アミロイドβが 歯周病菌と結合したときに異常変異するのではないかと現在考えられています。
実際に歯周病菌を3週間投与したマウスの実験では、異常なアミロイドβが10倍に増え、記憶力が低下したという研究結果もあります。
これらのことから歯周病菌は、お口の中にトラブルを起こすだけでなく、後に認知症になるリスクまで高める恐れがある菌ではないかというのが考えられています。
歯周病は初期にはあまり自覚症状なく、気づいた時には重症化してしまっていることが多い病気です。
予防、そして早期発見・早期治療のために、毎日の口腔内ケアの徹底と、歯科医院での定期検診をおこないましょう。

■毎日の歯磨きから歯周病の予防

歯周病になってしまわないためには、毎日丁寧な歯磨きとセルフケアが大切になります。
そのためには、歯磨きで適切に汚れの除去をできているか歯科医院でチェックするのをおすすめします。
歯科医院では、お口の状態に合った歯磨きの方法や自宅でのセルフケアに役立つ情報を提案してくれます。
また、歯科医院でプロにお口のクリーニングをしてもらい、定期的にメンテナンスするのも大切です。

■口腔内の健康が、将来の認知症リスクを減らす

認知症に限らず口腔内の健康状態は様々な病気とのつながりがあるものも多々あります。
それらの病気にならないためにもご自身でのセルフケア、定期的な歯科医院でのクリーニングは非常に重要です。
お口のことで現在お悩みのことがあったり、相談したいことがございましたら是非お気軽にご連絡、ご来院ください。