こんにちは。
わだち歯科シニア歯科です。
稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を目指しています。
予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。
さて、今回のブログテーマは『歯科検診の義務化がはじまる?』についてです。
歯科検診が義務化されるわけ
じつは今、すべての国民が毎年歯科検診を受診することを義務化する「国民皆歯科検診制度」の導入が検討されはじめているのです。
これは政府による「骨太の方針」に盛り込まれており、注目されています。
今までは、歯科検診が義務付けられていたのは、次のような年齢の子どもたちでした。
1歳半
3歳
高校生までの学生
つまり高校を卒業すると、歯の検診は義務付けられていなかったのです。
歯科検診に10年以上も行っていない人も……?
そのため、大人になってから「10年以上も歯科検診に行っていない」という人もちらほら耳にします。
「歯医者へは、歯が痛くなったら行けばいい」そんなふうに思っている人もいますよね。
しかし近年の研究によると、歯が健康で高齢になってもしっかりと自分の歯で食事をかめる人は、生活の質が高いこともわかってきているのです。
それだけではありません。
自分の歯でかめる人は、運動や視聴覚の機能もすぐれているのです。
歯があるかないかだけの問題ではなく、歯周病にかかっているかどうかも全身の健康状態に影響をあたえます。
歯周病にかかっていると、次のような病気につながることもわかっています。
誤嚥性肺炎
糖尿病
心臓病
脳梗塞 など
このため専門家の間では、歯やお口の検診が必要であるといわれているのです。
8020運動とオーラルフレイル
『8020運動』は聞いたことがありますよね。
80歳になっても20本以上自分の歯があるように、といった運動です。
8020運動は、1989年に当時の厚生省と日本歯科医師会の提唱によりスタートしました。
この呼びかけにより、以前は20本以上の歯をもつ人が10%にも満たなかった75~84歳の割合が、2016年には50%を超えるようになったのです。
これは、国民の歯に対する意識が高まったあらわれといえます。
そして近年さらに、日本歯科医師会は『オーラルフレイル』の呼びかけをおこない、口腔機能の低下をおさえようとする活動がはじまっているのです。
参考:日本歯科医師会「オーラルフレイル」
参考:日本歯科医師会「8020運動」
定期的な歯科検診でいつまでも自分の歯を大切にしましょう
自分の歯を大切にしてより長くたもつことや、口腔機能の健康を維持することは、全身の健康をたもちながら年を重ねるためにとても重要なことです。
それを実現させるには、定期的な歯科検診はかかせません。
歯が痛くなってからがまんできずに歯科医を受診するのではなく、定期的な歯科検診を受けることで、歯とお口の健康を維持していきましょう。
稲沢市のわだち歯科では、シニアの歯科検診をおこなっています。
ご予約なしでも来院いただけるおすすめの歯医者ですので、ぜひお気軽にお越しください。
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