わだち歯科シニア歯科です。
子供が歯を痛がると、心配になってしまいますよね。歯が痛いと、「虫歯ができた?」と思ってしまいますが、虫歯以外にも歯を痛がるケースというのは存在します。
今回は、お子さんが歯を痛がる場合に考えられる原因と対処法についてお伝えしていきます。
■虫歯
歯が痛い場合に一番に疑われるのが、やはり虫歯です。ですが、虫歯ができたからといって必ず痛みが発生するのではなく、穴があいてしまい神経に達した場合、もしくは神経に近い場合に痛みを感じるようになってきます。また、歯間に虫歯ができ、ものが詰まった場合も痛みを感じることがあります。
<対処法>
虫歯の治療が必要です。神経に達している場合には、根管治療が必要になります。
■口内炎
飲食をする際や、会話をする際など口内炎がある場合は歯の痛みを訴えることがあります。
<対処法>
口内炎は、通常1〜2週間程度で自然に治りますが、痛みが辛い場合には、歯科で塗り薬を処方してもらい、症状を緩和することができます。口内炎ができる時には、免疫力が弱っていたり栄養状態に偏りがある場合がありますので、休養やバランスのとれた食事を摂ることも重要です。
■歯茎の炎症
歯茎の炎症「歯肉炎」を起こしている場合、触るだけでも痛みを感じ、歯の痛みに感じられることもあります。
<対処法>
子供の歯肉炎のほとんどは、歯の周囲に溜まったプラークが原因になっています。歯茎を刺激しないように優しくブラッシングをすることで、数日で炎症が落ち着いてくることが多いです。
■歯をぶつける
歯を強くぶつけてしまった場合、見た目に異常がないようでも、打撲により歯の痛みを感じることがあります。
<対処法>
レントゲンをとって、歯の状態を確認し、必要な治療を行います。打撲の場合、最初のうちは痛くても、だんだんと症状が落ち着く場合も多いため、経過観察を行います。
■歯が生え変わる
乳歯から永久歯への生え変わりが近づくと、乳歯の歯根が吸収されて短くなり、噛むと痛みを感じたりすることがあります。
<対処法>
レントゲンを撮影し、必要に応じて抜歯を行うこともありますが、自然脱落することが多いので、食べる際には痛い歯をなるべく避けるようにしながら経過観察をしていきます。
上記のように様々な原因により痛みが生じる場合があります。また、中には早めに対処を行わないと強い痛みが続く場合もありますので、
できるだけ早めに歯科医院で診てもらうようにしましょう。