BLOG ブログ

なぜ舌をよく噛んでしまうの?考えられる原因と対処法を徹底解説

こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。

食事中や会話の最中に「また舌を噛んでしまった…」という経験はありませんか?
一度や二度なら偶然かもしれませんが、頻繁に舌を噛むようになると、口内炎ができたり、痛みで食事がつらくなったりすることもあります。実は、舌を噛むのにはさまざまな原因があり、体や口の状態のサインであることも。今回は、舌を噛んでしまう理由と、その対処法について詳しく解説します。


■ 舌を噛んでしまう主な原因

1. 噛み合わせの乱れ
歯並びや噛み合わせがずれていると、上下の歯がうまく噛み合わず、舌がその間に入り込んでしまうことがあります。特に、矯正後や歯の治療後など、歯の高さや位置が変化した直後に舌を噛みやすくなるケースが多いです。

2. 舌や頬の筋肉の動きの癖
舌の筋肉の使い方には個人差があり、無意識に舌を動かしてしまう「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」などがあると、噛みやすくなります。また、食べるときや話すときに舌の位置が不安定な人も、誤って噛むことが増える傾向にあります。

3. 顎関節や噛む筋肉の疲労
長時間の食いしばりや歯ぎしりによって顎の筋肉がこわばると、口の開閉運動がスムーズにいかず、舌の位置がずれやすくなります。その結果、噛み合わせのズレが生じて舌を噛んでしまうことがあります。

4. 疲れやストレスによる集中力の低下
疲れていたりストレスを感じていたりすると、舌や顎の動きのコントロールが鈍くなり、噛みやすくなります。特に、睡眠不足の日や緊張しているときに舌を噛んでしまうという方も少なくありません。

5. 加齢や神経の異常
年齢を重ねると、舌や口周りの筋肉の動きが鈍くなり、噛み間違いが起きやすくなります。また、神経の働きに関わる疾患がある場合にも、舌の位置感覚が鈍くなり、噛む頻度が増えることがあります。


■ 舌を噛んだときの対処法

舌を噛んでしまった場合、まずは清潔を保つことが大切です。
出血しているときはガーゼで軽く圧迫し、止血後はうがい薬や塩水で口をすすぎましょう。
強く噛んでしまい、傷が深い場合や痛みが続く場合は、細菌感染を防ぐためにも歯科医院を受診しましょう。

傷が浅い場合は、刺激の少ない食事を心がけ、辛い・酸っぱい・熱い食べ物を避けることで自然に治ります。


■ 舌を噛まないための予防法

1. 噛み合わせをチェックする
何度も舌を噛む場合は、歯並びや噛み合わせに問題がある可能性があります。矯正や詰め物の高さの調整によって改善することがありますので、歯科での確認がおすすめです。

2. 舌の位置を意識する
舌の正しい位置は、上の前歯の裏側あたりに軽く触れる状態です。普段から舌が下がりすぎていたり、歯に当たっている場合は、意識して正しい位置に戻す練習をしましょう。

3. ストレスを溜めない生活を心がける
ストレスが溜まると、無意識に食いしばったり、睡眠中に歯ぎしりをしたりすることがあります。深呼吸や軽い運動、十分な休息を取ることで、体全体の緊張を和らげましょう。

4. ナイトガードの使用
睡眠中に舌を噛んでしまう場合は、マウスピース(ナイトガード)の使用が効果的です。歯と舌の間にクッションを作ることで、舌を守ることができます。


■ まとめ

舌をよく噛むのは、単なる不注意ではなく、噛み合わせの乱れや筋肉の緊張、ストレスなどが関係していることがあります。頻繁に舌を噛むようになったら、口内だけでなく全身のバランスを見直すサインかもしれません。
早めに原因を探り、正しいケアを行うことで、痛みのない快適な毎日を取り戻すことができます。