こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。
稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。
予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。
誤嚥性肺炎とは何か
誤嚥性肺炎とは、食べ物や飲み物、唾液などが誤って気管や肺に入り込み、そこで細菌感染を起こすことで発症する肺炎です。特に高齢者に多く見られ、再発を繰り返しやすい特徴があります。日本における高齢者の肺炎の大部分は、この誤嚥性肺炎が原因とされています。
高齢者に誤嚥性肺炎が多い理由
嚥下機能の低下
加齢によって飲み込む力が弱まり、食べ物や唾液が誤って気管に入りやすくなります。
口腔内の細菌増加
歯周病や口腔ケア不足により、口の中で細菌が増えると、それが誤嚥によって肺に運ばれてしまいます。
基礎疾患の影響
脳梗塞やパーキンソン病、認知症などがあると、嚥下機能や咳反射が低下し、誤嚥のリスクが高まります。
誤嚥性肺炎の主な症状
発熱やせき
風邪のような症状が続き、痰が多く出ることがあります。
食事中や食後のむせ
食べ物や飲み物を飲み込んだ際にむせることが増えると、誤嚥のサインの可能性があります。
倦怠感や食欲不振
肺炎が進行すると、体力の低下や食欲不振が目立つようになります。
誤嚥性肺炎の予防法
毎日の口腔ケア
歯磨きや舌の清掃を行い、口腔内の細菌を減らすことが最も基本的な予防法です。入れ歯の清掃も忘れずに行いましょう。
正しい食事姿勢
背筋を伸ばして座り、あごを軽く引いて食べることで、誤嚥を防ぎやすくなります。
食事内容の工夫
飲み込みやすいようにとろみをつけたり、やわらかく調理することで誤嚥のリスクを減らせます。
口や舌の体操
発声練習や嚥下体操は、飲み込む力や咳反射を鍛えるのに役立ちます。
高齢者と家族が気をつけたいこと
定期的な歯科受診
歯科での専門的なクリーニングや指導は、誤嚥性肺炎の予防に直結します。
医師との連携
嚥下機能に不安がある場合は、内科や耳鼻咽喉科、リハビリ専門医に相談することが大切です。
介護の現場での注意
介護をする際は、食事中の姿勢や口腔ケアをサポートし、誤嚥の兆候を早めに発見することが求められます。
誤嚥性肺炎に関するよくある質問
誤嚥は誰にでも起こりますか?
若い人でもむせることはありますが、高齢者は飲み込む力や咳反射が弱く、肺炎につながりやすい点が異なります。
一度誤嚥性肺炎になると治りにくいですか?
治療は可能ですが、再発しやすいため予防が非常に重要です。
自宅でできる簡単な予防法はありますか?
口腔ケア、嚥下体操、水分補給を心がけることが効果的です。
まとめ|誤嚥性肺炎は予防が何より大切
高齢者に多い誤嚥性肺炎は、日常の小さな工夫で大きくリスクを減らすことができます。口腔ケアや食事姿勢、嚥下体操を生活に取り入れることで、健康寿命をのばし、安心して過ごすことができます。大切な家族を守るためにも、今日からできる予防を始めましょう。