こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。
稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
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予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。
歯の健康と認知症の関係性
近年の研究では、歯の本数や口腔環境と認知症の発症リスクには深い関わりがあることが分かってきました。特に、歯を失って噛む力が弱まると、脳への刺激が減少し、認知機能の低下を早める可能性が指摘されています。また、歯周病菌が血流を通じて脳に影響を及ぼすことも、認知症リスクを高める要因の一つとされています。
歯周病と認知症のリスク
歯周病は歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を失う原因となります。さらに、歯周病菌が体内に侵入すると、炎症性物質が血管や脳に届き、アルツハイマー型認知症の進行に関与している可能性があると考えられています。歯周病は「静かなる病気」とも呼ばれ、自覚症状が出にくいため、気づいたときにはすでに進行しているケースも少なくありません。
噛む力が脳に与える影響
しっかり噛むことは、食べ物を消化するだけでなく、脳を活性化する重要な役割があります。噛むことで脳に血流が促され、神経伝達が活発になります。歯を失って噛む力が低下すると、この刺激が減少し、脳の働きが鈍る恐れがあるのです。入れ歯やインプラントなどで噛む機能を補うことは、認知症予防にもつながります。
認知症予防につながる口腔ケア習慣
歯と脳を守るためには、日々の口腔ケアが欠かせません。以下の習慣を心がけましょう。
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毎日の歯磨きとフロスで歯周病を予防する
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定期的に歯科検診を受けて早期に異常を発見する
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よく噛んで食べる習慣を意識する
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バランスの良い食事で歯と脳の両方を健康に保つ
特に「噛む習慣」は脳への刺激を維持するために重要です。硬い食材や歯ごたえのある食材を取り入れることも効果的です。
よくある質問
Q. 歯を失ったら必ず認知症になりますか?
A. 必ずではありませんが、リスクが高まることは事実です。入れ歯やインプラントなどで噛む機能を補えば予防につながります。
Q. 歯周病とアルツハイマー型認知症には本当に関係がありますか?
A. 研究によって関連性が示されています。歯周病菌が脳に炎症を引き起こす可能性があり、予防が重要と考えられています。
Q. 高齢になってからケアを始めても意味がありますか?
A. はい。年齢に関係なく口腔ケアを続けることで、認知症リスクを減らす効果が期待できます。
まとめ:歯を守ることが脳を守る第一歩
歯の健康は単に食べるためだけでなく、認知症の予防にも直結します。歯周病の予防や噛む力の維持は、脳を健やかに保つための重要な習慣です。毎日の歯磨き、定期的な歯科検診、そしてしっかり噛む食習慣を意識することで、将来の認知症リスクを減らし、心身ともに健康な生活を送ることができます。