こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。
稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。
予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。
かみ合わせと全身の関係性
「かみ合わせ」と聞くと、歯並びや食事中の問題を思い浮かべがちですが、実は全身の健康にも深く関わっています。かみ合わせが悪いと、顎や首、肩の筋肉に余計な力がかかり、知らず知らずのうちに筋肉の緊張や痛み、不調の原因になっていることがあります。日々感じる疲労感やコリの正体は、もしかすると口の中にあるかもしれません。
かみ合わせが悪いと起こる主な不調
肩こり・首の痛み
かみ合わせがずれていると、咀嚼筋(そしゃくきん)や顎まわりの筋肉にアンバランスな負荷がかかり、連動する首・肩まわりの筋肉も硬くなります。その結果、慢性的な肩こりや首の張りが起きることがあります。
頭痛やめまい
顎の動きに関係する筋肉や神経は、頭部ともつながっています。筋肉の過緊張が続くと血行不良や神経への圧迫が起こり、緊張型頭痛やふらつき、めまいなどの症状につながることも。
腰痛・姿勢の歪み
かみ合わせのズレは、無意識に体のバランスを調整しようとする姿勢の乱れにもつながります。片側での噛みぐせがあると骨盤の傾きや背骨の歪みを引き起こし、結果的に腰痛や姿勢の悪化へと発展することがあります。
かみ合わせチェックのポイント
次のようなサインがある場合、かみ合わせの不調が隠れている可能性があります。
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顎が「カクッ」と鳴る、開けにくい
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朝起きたときにあごやこめかみが疲れている
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左右で噛みやすさが違う
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無意識に歯を食いしばっていることが多い
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体の片側だけが凝りやすい
こうした症状が当てはまる場合は、歯科や噛み合わせを専門に扱う医療機関での相談がおすすめです。
改善のためにできること
まずは日常の癖や姿勢を見直すことが大切です。
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頬杖やうつ伏せ寝を避ける
顎のゆがみを助長する習慣は避けましょう。 -
食事は左右均等に噛む
片側だけで噛む癖はかみ合わせのズレを招きます。 -
ストレスマネジメント
ストレスによる歯ぎしりや食いしばりも、筋肉疲労の原因になります。
さらに、必要に応じてマウスピースの装着や、かみ合わせの調整を含む歯科的な治療を検討することも効果的です。
まとめ:不調の原因は「噛み方」かもしれない
肩こりや頭痛がなかなか改善しない、そんなときは「かみ合わせ」に目を向けてみましょう。口の中のバランスが整うことで、筋肉への負担が軽減され、全身の調子が整うことも少なくありません。違和感を放置せず、早めに専門家に相談することが、快適な毎日への第一歩です。