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わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。

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歯を失ったときの治療法として、「入れ歯」と「インプラント」があります。どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。本記事では、入れ歯とインプラントの違いや、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、どちらが適しているのかを解説します。

1. 入れ歯とインプラントの基本的な違い

入れ歯は、取り外しができる人工の歯です。部分入れ歯と総入れ歯の2種類があり、歯茎や残っている歯に引っかけることで装着します。一方、インプラントは、顎の骨に人工の歯根（インプラント体）を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。取り外しの必要がなく、天然の歯に近い噛み心地が得られます。

2. 見た目の違い

インプラントは、天然の歯とほぼ同じ見た目を再現できるため、審美性に優れています。一方、入れ歯は金属のバネ（クラスプ）が見えてしまう場合があり、見た目が気になることがあります。

3. 噛む力の違い

インプラントは顎の骨に直接固定されるため、天然の歯と同じようにしっかり噛むことができます。これに対して入れ歯は、歯茎の上に乗せる形のため、噛む力が弱く、硬いものを食べるのが難しい場合があります。

4. 装着感と違和感

入れ歯は口の中に異物感があり、慣れるまで違和感を覚えることが多いです。また、ずれたり外れたりすることもあります。一方、インプラントは骨と結合するため、装着感が自然で、違和感がほとんどありません。

5. メンテナンスの違い

入れ歯は毎日の取り外しと清掃が必要で、管理を怠ると口臭や虫歯の原因になります。一方、インプラントは天然歯と同じようにブラッシングができるため、特別なケアの手間が少ないですが、定期的なメンテナンスは必要です。

6. 費用の違い

入れ歯は保険適用のものもあり、比較的安価に作ることができます。インプラントは基本的に自費診療のため、1本あたり30万円～50万円と高額ですが、その分、耐久性が高く、長期的なコストパフォーマンスは良い場合もあります。

7. 治療期間の違い

入れ歯は数週間で作成・装着が可能ですが、インプラントは手術が必要で、骨と結合するまでに数ヶ月かかることが一般的です。そのため、すぐに歯を入れたい場合は入れ歯のほうが向いています。

8. どちらを選ぶべき？

入れ歯は「費用を抑えたい」「すぐに歯を入れたい」方に向いています。一方、インプラントは「見た目や噛み心地を重視したい」「違和感の少ない治療をしたい」方におすすめです。

どちらの治療法にもメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルや予算、健康状態に合わせて選ぶことが大切です。歯科医と相談しながら、自分に最適な方法を見つけましょう。