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歯を失う原因と予防法!大切な歯を守るために今日からできること

こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。

日本人が歯を失う主な原因とは?

厚生労働省や歯科医師会の調査によると、日本人が歯を失う大きな原因は「歯周病」と「むし歯」です。加齢や外傷によって歯を失うこともありますが、実際には生活習慣やセルフケア次第で防げるケースが大半を占めています。

歯を失うと噛む力が低下するだけでなく、食事の楽しみや発音にも影響が出ます。さらに、歯の欠損は栄養状態の悪化や認知症リスクの上昇にも関係することが分かっています。つまり「歯を守ること=全身の健康を守ること」と言えるのです。


歯を失う主な原因

  1. 歯周病
    歯ぐきや骨が炎症によって破壊され、最終的に歯が支えられなくなって抜けてしまいます。自覚症状が少なく「沈黙の病気」と呼ばれるため、気づいたときには重度に進行しているケースも少なくありません。

  2. むし歯
    初期段階では小さな穴でも、放置すると歯の神経にまで達し、最終的には抜歯が必要になることがあります。特に治療した歯は再びむし歯になる「二次カリエス」に注意が必要です。

  3. 外傷や事故
    転倒やスポーツ中の衝突で歯が折れたり抜けたりする場合があります。子どもや高齢者、またスポーツ選手は特にリスクが高いです。

  4. 歯ぎしりや食いしばり
    無意識に強い力がかかると歯や歯周組織に負担をかけ、歯が割れたりぐらついたりする原因になります。

  5. 生活習慣や全身疾患
    喫煙や糖尿病は歯周病のリスクを高め、結果的に歯の喪失につながりやすくなります。


歯を失わないために今できること

  1. 毎日の正しい歯磨き
    プラーク(歯垢)をしっかり除去することが予防の基本です。歯と歯ぐきの境目、奥歯の噛む面、歯と歯の間など磨き残しが出やすい部分を意識しましょう。デンタルフロスや歯間ブラシも効果的です。

  2. 定期的な歯科検診とクリーニング
    自分では磨ききれない歯石や細菌を歯科医院で除去してもらうことが大切です。特に歯周病や初期むし歯は自覚症状がないため、定期検診が早期発見につながります。

  3. 生活習慣の改善

    • 禁煙することで歯周病リスクを大幅に減らせます。

    • バランスの良い食事で歯や骨を丈夫に保ちましょう。

    • 睡眠不足やストレスを避け、免疫力を高めることも重要です。

  4. マウスピースの活用
    歯ぎしりや食いしばりの強い人は、就寝時にナイトガードを装着することで歯の破壊や摩耗を防げます。

  5. 外傷予防
    スポーツ時にはマウスガードを使用するなど、歯を守る工夫をしましょう。


歯を守ることが健康寿命につながる

歯を失うと「噛めない」「話しにくい」といった不便さだけでなく、食事内容が偏って栄養不足になったり、認知症リスクが高まるといった全身への悪影響も懸念されます。

反対に、歯を守りしっかり噛むことができれば、脳の活性化や生活の質の向上にもつながります。つまり歯の健康は「健康寿命」を延ばすカギと言えるのです。


まとめ:歯を失わないために今日から始めよう

歯を失う原因の多くは歯周病とむし歯であり、どちらも日常のケアと歯科医院での定期チェックで予防できます。禁煙や食生活の改善など、生活習慣の見直しも大きな効果をもたらします。

大切な歯を長く使い続けるために、今日からできることを一つずつ実践していきましょう。定期的に歯科医院を受診し、プロと一緒に歯の健康を守る習慣を身につけることが、将来の自分への最大の投資になります。