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お茶で歯が黄ばむ理由と今日からできる予防法

こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。

お茶を飲むと歯が黄ばむのはなぜ?

お茶を毎日のように飲んでいると、いつの間にか歯の白さが失われていることがあります。実は、お茶に含まれる成分が歯の表面に付着することで、黄ばみの原因となっているのです。特に日本茶、紅茶、烏龍茶などには「タンニン」と呼ばれるポリフェノールが多く含まれており、このタンニンが歯のエナメル質に付着して色素沈着を起こします。また、お茶には「カテキン」などの成分も含まれていて健康効果は高いのですが、その分着色しやすいのも特徴です。

黄ばみの主な原因成分

お茶による歯の黄ばみは、いくつかの成分が関わっています。

  • タンニン:お茶の渋みの正体で、歯の表面に付着してステインとなりやすい。

  • カフェイン:紅茶やコーヒーに多く含まれ、色素を沈着させやすい。

  • エナメル質の荒れ:歯の表面に小さな傷やザラつきがあると、色素が入り込みやすくなる。
    これらの要因が重なることで、日常的にお茶を飲む人ほど黄ばみが強くなっていきます。

歯の黄ばみを悪化させる生活習慣

お茶そのものだけでなく、普段の生活習慣も歯の黄ばみを助長します。

  • 歯磨きをせずに寝る

  • 喫煙によるヤニの付着

  • 色の濃い飲食物(カレー、赤ワイン、コーヒーなど)の頻繁な摂取

  • 唾液の分泌量が少ない(口呼吸や加齢による影響)
    こうした習慣は、歯にステインが付着しやすく、黄ばみが取れにくくなる原因となります。

自宅でできるお茶の黄ばみ対策

お茶をやめる必要はありませんが、日常の工夫で黄ばみを防ぐことができます。

  • 水やうがいでリセット:お茶を飲んだ後は水で口をすすぎ、色素を洗い流す。

  • 早めの歯磨き:可能であれば30分以内に歯磨きをする。ただし直後は酸でエナメル質が柔らかいため、少し時間をおいてから磨くのが理想。

  • ステイン除去効果のある歯磨き粉:研磨剤やポリリン酸などが含まれた歯磨き粉を取り入れる。

  • ストローを使う:冷たいお茶を飲むときはストローを利用して歯に触れる面積を減らす。
    こうした習慣を取り入れるだけで、歯の黄ばみを軽減することができます。

歯科医院で受けられる専門的な対策

自宅でのケアでは落としきれない黄ばみには、歯科医院でのプロフェッショナルケアが有効です。

  • クリーニング:歯科衛生士が専用の器具や研磨剤を使ってステインを除去。

  • ホワイトニング:薬剤を使って歯を内側から漂白し、本来の白さを取り戻す方法。

  • コーティング:歯の表面をコーティングして、再び着色しにくい状態に整える。
    これらを定期的に行うことで、長期的に白い歯を維持しやすくなります。

歯の黄ばみに関するよくある質問

Q. 緑茶でも歯は黄ばみますか?
A. はい。緑茶にもタンニンが含まれており、紅茶ほどではなくても着色の原因になります。

Q. 黄ばみを完全に防ぐことはできますか?
A. 完全に防ぐことは難しいですが、飲んだ後のうがいや日常的なケアで大幅に抑えることが可能です。

Q. 市販のホワイトニング歯磨き粉は効果がありますか?
A. 軽い着色であれば有効ですが、強い黄ばみには歯科医院でのホワイトニングが適しています。

健康を守りながら白い歯をキープしよう

お茶は健康に良い飲み物ですが、歯の黄ばみというデメリットもあります。原因を理解し、日常的なケアを取り入れれば、お茶を楽しみながら白い歯を維持することは十分可能です。さらに歯科医院での定期的なケアを組み合わせれば、見た目の清潔感と口腔内の健康を両立できます。お茶をやめるのではなく、正しい対策で歯の美しさを守っていきましょう。