こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。
稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。
予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。
歯がしみるのは「異常のサイン」
アイスや冷たい飲み物を口にしたとき、「キーン」と歯がしみた経験はありませんか?歯がしみるというのは、ただの気のせいではなく、口腔内に何らかの問題があることを示すサインです。こうした症状を放置してしまうと、痛みが悪化したり、他の歯にも影響が及んだりすることがあります。軽く見ずに、しっかりと原因を見極め、対処することが大切です。
主な原因は「知覚過敏」
歯がしみる代表的な原因のひとつが「知覚過敏」です。これは、歯の表面を覆うエナメル質がすり減ったり、歯茎が下がって象牙質が露出することで、神経に刺激が伝わりやすくなる状態です。冷たいものだけでなく、熱いものや甘いもの、さらには歯ブラシの刺激ですら痛みを感じることがあります。特に、強く歯を磨いている人や、歯ぎしり・くいしばりの癖がある人に多く見られます。
虫歯や歯周病の可能性も
歯がしみる症状がある場合、それが知覚過敏だけとは限りません。初期の虫歯は痛みがなく進行しますが、ある段階になると冷たいものや甘いものに反応しやすくなります。また、歯周病によって歯茎が下がり、歯の根元が露出している場合もしみる原因になります。さらに、詰め物やかぶせ物の下に隠れた二次虫歯が痛みの原因になっているケースもあります。
自己判断せず、まずは診断を
しみるからといって「知覚過敏だから大丈夫」と決めつけてしまうのは危険です。症状の程度や頻度、どの歯がしみるかなどによって原因は異なりますし、早期に治療をすれば悪化を防げることがほとんどです。痛みが続いたり、繰り返し症状が出る場合は、自己判断せずに歯科医院で診察を受けましょう。専門的な診断によって、適切な治療やケアのアドバイスを受けることができます。
自宅でできるケアもある
症状が軽度で知覚過敏が原因と診断された場合は、自宅でのケアでも対処できることがあります。たとえば、知覚過敏用の歯磨き粉を使うことで、象牙質の表面を保護し、神経への刺激を抑える効果が期待できます。また、歯ブラシはやわらかめを選び、力を入れずに優しく磨くことも大切です。歯ぎしりの癖がある人は、ナイトガードの使用を検討すると良いでしょう。
早めの対応が将来の歯を守る
しみる症状を放置していると、歯のダメージが蓄積され、将来的に治療が難しくなる場合もあります。初期のうちに適切なケアや治療を行うことで、歯の寿命を延ばし、日常生活での不快感をなくすことができます。「少し気になるな」と思ったときこそが、受診のタイミングです。違和感を感じたら早めに行動し、健康な歯を守っていきましょう。