こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。
稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。
予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。
「80歳になっても20本の歯を保とう」という8020運動に象徴されるように、自分の歯で噛めるということは、健康寿命の延伸や生活の質の維持に直結します。歯を失えば、噛む力が衰えるだけでなく、発音や見た目、栄養摂取にも影響が出てきます。この記事では、いつまでも自分の歯で食事を楽しむために必要なポイントと、日常生活で実践できる具体的なケア方法を解説します。
自分の歯で食べ続けることの重要性
食べる喜びと健康の維持
よく噛んで食事ができると、食べ物の味わいや香りをしっかり感じられ、食事そのものが豊かになります。また、噛む刺激が脳に伝わることで、認知機能の低下予防にもつながると言われています。
栄養吸収と内臓への負担軽減
歯がしっかりしていれば、食材を細かく咀嚼できるため、消化吸収がスムーズになります。逆に歯が少なくなると、噛む回数が減り、胃や腸に負担がかかるようになります。
会話・表情・見た目にも影響
歯がそろっていると、言葉の発音が明瞭になり、表情も自然になります。歯を失うと口元の印象が変わり、自信や社会的な交流に影響を与えるケースも少なくありません。
自分の歯を守るために大切なこと
毎日の正しい歯磨き習慣
歯を長持ちさせるためには、歯磨きの質が重要です。食後すぐではなく、30分後を目安にブラッシングを行いましょう。特に就寝前は丁寧に時間をかけて磨くのが理想的です。フッ素入り歯磨き粉を使うことで、再石灰化を促進できます。
歯間ケアを習慣にする
歯ブラシだけでは落としきれない汚れが歯と歯の間には残ります。デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、虫歯や歯周病のリスクを減らしましょう。特に中高年になると歯茎が下がるため、歯間のケアはより重要になります。
定期的な歯科検診を受ける
虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、歯科医院での定期チェックが不可欠です。3〜6カ月に1度のペースで検診を受け、クリーニングや歯石除去をしてもらいましょう。
バランスの取れた食事
カルシウムやビタミンD、ビタミンCなど、歯や歯茎を健康に保つ栄養素をしっかり摂ることが大切です。糖分の摂りすぎや、柔らかいものばかりの食事は控え、よく噛んで食べる習慣を意識しましょう。
唾液の分泌を促す習慣
唾液には口内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を防ぐ効果があります。水分補給をしっかり行い、ガムを噛むなどして唾液の分泌を促しましょう。特に加齢や薬の副作用で唾液量が減る人は要注意です。
ストレスと睡眠にも配慮を
ストレスや睡眠不足は、歯ぎしりや噛みしめを引き起こし、歯や歯茎に負担をかけます。リラックスできる時間を確保し、良質な睡眠を取ることで、間接的に歯の健康も守ることができます。
歯を守る意識が未来の健康を支える
年齢を重ねても、自分の歯で好きなものをしっかり噛み、味わえることは、日々の生活において大きな喜びです。日頃のケアや習慣の積み重ねが、将来の歯の本数と健康寿命を左右します。今できることを見直し、一生自分の歯で食べられる未来を目指しましょう。