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突然口が開かない!?開口障害の原因と注意したい病気とは


こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。

稲沢市、あま市、清須市、などの近くの地域で、
シニアの方々やそのご家族の方々に愛され、おすすめして頂ける歯科医院を
目指しています。

予約しなくてもご来院頂けますので、ぜひいつでもお気軽にお越しください。

開口障害とはどんな状態?

「口が思うように開かない」「指が縦に2本も入らない」そんな状態は「開口障害」と呼ばれます。顎の動きが制限され、食事や会話、歯磨きさえもつらくなるため、日常生活に大きな影響を及ぼします。一時的な疲労や筋肉のこわばりで起こる場合もあれば、重大な疾患が関係していることもあるため、軽視できない症状です。

開口障害を引き起こす主な原因と疾患

  1. 顎関節症(がくかんせつしょう)
     もっとも多い原因のひとつが顎関節症です。関節のズレや関節円板の位置異常により、顎がスムーズに動かなくなります。「カクカク音がする」「朝に開きにくい」などの症状も特徴です。

  2. 筋肉性開口障害
     顎を動かす筋肉が疲労や炎症を起こすことで、動かすことが難しくなります。歯ぎしりや強い噛みしめ癖が原因となることもあります。

  3. 外傷による顎の損傷
     顔面をぶつけた際などに顎関節や筋肉、骨に損傷があると開口障害が発生することがあります。痛みや腫れを伴う場合は特に注意が必要です。

  4. 口腔内の炎症や腫瘍
     親知らずの炎症(智歯周囲炎)や顎の中の腫瘍などが原因で、顎の可動域が制限されるケースもあります。急に開かなくなった場合は医師の診察を受けるべきです。

顎関節症の可能性とその対処法

セルフチェックのポイント
 「口を開けると顎が痛む」「口が真っ直ぐ開かない」「音が鳴る」などの症状があれば、顎関節症の可能性があります。

自宅でできる対策
 硬いものを噛むのを避ける、顎を休ませる、温めて血行を促すなどが有効です。ただし、無理に動かすのは逆効果なので注意が必要です。

歯科医院での診断と治療
 症状が続く場合は、歯科や口腔外科での診断が重要です。マウスピース(スプリント療法)や薬による治療が行われることもあります。

まとめ:早めの対処が開口障害改善のカギ!

口が開かなくなる症状は、放っておくと悪化するリスクがあります。特に顎関節症は慢性化しやすいため、違和感を覚えた段階での早期対応が重要です。顎の健康を守るためにも、正しい知識と適切なケアを心がけましょう。気になる症状がある場合は、専門医に相談するのが安心です。