こんにちは。
わだち歯科シニア歯科の院長玉本です。
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鏡を見たときに「なんだか歯が長く見える…?」と感じたことはありませんか?それは、歯茎が下がっているサインかもしれません。歯茎が下がると、見た目が変わるだけでなく、知覚過敏や虫歯、歯のぐらつきといったトラブルにもつながります。では、なぜ歯茎は下がってしまうのでしょうか?今回は、歯茎が下がる原因とその対策について詳しく解説します。
歯茎が下がる主な原因
歯茎が下がる原因はさまざまですが、大きく分けて以下のようなものがあります。
1. 強すぎる歯磨き
歯をしっかり磨こうとするあまり、ゴシゴシと力を入れすぎてしまうと、歯茎にダメージを与えてしまいます。特に硬い歯ブラシを使っている場合、歯茎がすり減ってしまうことがあります。
対策
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柔らかめの歯ブラシを使う
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力を入れすぎず、優しくブラッシングする
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電動歯ブラシを使う場合は適切な力加減を意識する
2. 加齢による影響
加齢とともに歯茎の組織が痩せ、自然に歯茎が下がることがあります。これは、体の他の部分と同じように、歯茎の細胞が新陳代謝を繰り返しながら少しずつ衰えていくためです。
対策
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歯茎のマッサージを取り入れる(指や歯ブラシで優しく刺激する)
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栄養バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンCを意識的に摂取する
3. 歯周病
歯周病は、歯茎が炎症を起こし、最終的には歯を支える骨が溶けてしまう病気です。進行すると歯茎が下がり、歯がぐらつく原因になります。歯周病は初期の段階では痛みがほとんどなく、気づかないうちに進行することが多いため、注意が必要です。
対策
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毎日の歯磨きで歯垢をしっかり除去する
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フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れを落とす
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定期的に歯科検診を受け、歯周病のチェックをする
4. 歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりが習慣化していると、歯と歯茎に大きな負担がかかります。特に寝ている間の歯ぎしりは自覚しにくく、気づいたときには歯茎が下がっていることもあります。
対策
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歯科医院でマウスピースを作り、就寝時に装着する
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日中の食いしばりを意識し、リラックスを心がける
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ストレスをためないようにする(適度な運動や趣味を楽しむ)
5. 矯正治療による影響
歯列矯正をすると歯が動きますが、歯茎の状態によっては、歯茎が下がることがあります。特に、歯が大きく動いた場合や、もともと歯茎が薄い人は注意が必要です。
対策
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矯正中は歯茎の状態を定期的にチェックする
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歯科医と相談しながら無理のない矯正計画を立てる
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歯茎の健康を保つために、適切なケアを続ける
6. 不適切な被せ物や詰め物
被せ物や詰め物が合っていないと、歯茎に炎症が起こり、徐々に下がってしまうことがあります。特に、古い詰め物や被せ物は、隙間から細菌が入り込むこともあるため、定期的にチェックが必要です。
対策
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詰め物や被せ物の状態を定期的に歯科医院でチェックする
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違和感を感じたら早めに歯科医に相談する
歯茎が下がったときの治療法
歯茎が下がってしまった場合、セルフケアだけで元に戻すことは難しいですが、歯科医院での治療で改善できることもあります。
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歯周病治療:歯茎の炎症を抑え、進行を防ぐ
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歯肉移植術:下がった歯茎に自家組織を移植して補う治療
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歯茎の再生治療:特殊な薬剤を使って歯茎の組織を回復させる方法
どの治療法が適しているかは、歯茎の状態や原因によって異なるため、歯科医と相談するのがベストです。
まとめ
歯茎が下がる原因には、強すぎる歯磨き、加齢、歯周病、歯ぎしり、矯正治療、不適切な被せ物などが関係しています。歯茎が下がると知覚過敏や歯のぐらつきにつながるため、早めの対策が重要です。日頃のケアを丁寧に行い、気になる症状があれば歯科医院で相談することで、健康な歯茎を維持しましょう。