こんにちは。
わだち歯科シニア歯科です。

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本日は8020運動について少しお伝えしていきます。

●8020運動ってなんなの？

「8020運動」について、みなさんご存知でしょうか。

1989年（平成元年）に愛知県でスタートし、その後全国にまで広がり、現在は日本歯科医師会や厚生労働省にも推奨されるまでになっています。

この運動には「80歳になっても20本の歯」というスローガンがあり、残歯数が20本以上あれば、ある程度の硬い食品でも満足して噛めることを示した調査などがもとになっています。
若い年齢の人はそこまで意識していないかもしれませんが、元気に働くための体力や病気に負けない抵抗力をつくるために必要なのは日々の食生活です。そして、その食事を支えているのが紛れもなく「歯」なのです。

高齢になると、筋力や体重が減少したり、免疫力が下がって感染症や風邪にかかりやすくなってしまったりします。こういった「衰え」には、日々の食生活も大きく影響しており、食べることが満足にできなくってしまうことにより、どうしても衰えやすくなってしまいがちです。

また、歯が20本以上残っている人はそうでない人にくらべて認知症や転倒、さらには死亡リスクが低いことも指摘されています。

「歯の健康を守ること」ということは、その人のQOL（生活の質）を維持することにもつながることになるのです。

●8020を達成するにはどうしたらいいの？

では、「80歳になっても20本の歯」を達成するためには、具体的にどんなことに取り組めばよいでしょうか？ポイントは、大きく3つになります。

1.日頃のケアを毎日続けること

歯の喪失原因の7割以上を占める虫歯と歯周病は生活習慣病です。規則正しい食事や運動の習慣、十分な睡眠のほか、食事のたびにしっかりと歯磨きをすることが重要です。

2.歯科の定期検診に通うこと

定期検診に通うことのメリットは、専門家によるチェックと指導が受けられることです。毎日しっかり歯磨きを行っているつもりでも、自己チェックだけでは気づけない磨き残しや歯磨きのクセなど、専門家である医師・衛生士が客観的な視点でアドバイスをします。

3.歯並びやかみ合わせを整えること

床などでも平らなところとでこぼこしているところではお掃除のしやすさが違ってきます。それと同じで、歯並びが悪いと日頃のケアに非常に苦労します。歯並びが悪いだけで、虫歯や歯周病のリスクは各段に上がるのです。また、かみ合わせが悪いと歯が割れてしまうリスクも高くなります。